CCA C12 /2,741円
欲しかった理由
6ドライバイヤホンを試してみたかったから。KZのイヤホンは2つ(DQ6、ZSN Pro X)持っていたが、CCAも買いたくなり、また買わないと販売終了になってしまいそうだったから急いで買った。
検討内容と結果
比較対象は、手持ちのKZのDQ6とZSN Pro X、NICEHCKのDB3。
初心者が安易に買える価格帯で、中高域の評価が高いものが欲しかったが、調べてみると、多ドライバのイヤホンの方が解像感があるようだった。
bisonicr keep walking. : 「CCA C12」 人気モデルが5BA+1DD構成で明瞭サウンドにアップグレード。バランスの良さとボーカルの綺麗さが心地良い中華イヤホン【レビュー】
購入先
Aliexpress、新品。
購入直後の所感
中高域が良く出ており、描写も細やか。多ドライバとはこういうものなのかという驚きがあった。かといって低音が出ていないわけでもなく、どんな曲にでもそれなりに合う。逆に言えばこれぞというマッチングは思いつかなかった。
誰にベストか
多BAのハイブリッドイヤホンを試してみたい人。値段も安いし、特徴が強すぎるということもない。これひとつで満足できちゃう人は多いと思う。
それから月日は流れて
- KZのイヤーピースはどうもあわないのでスパイラルドットのMサイズに交換。中高域がより明瞭になり、音場も広くなった。
- 高域の線の細さに対して低域が強くアンバランスに感じたのでNICEHCK LitzPS(4芯純銀線)にリケーブル。中高音域はより解像感が高く、低域がいい感じに弱まって、ボーカルを聴くためのイヤホンとしてはより良いバランスになった。
- セールでなんとなく買ったKZのグレードアップケーブル、Silver/blue mixd upgrade cable を試す。付属ケーブルは中高音域の線の細さが気になっていたが、ボーカルやギターなどが力強く鳴るようになった。だがその強まり方は線が太くなるような感じで、元々の解像感の高さが犠牲になっているようにも感じた。解像感を取るか、力強さを取るかは人それぞれだと思うけれども、僕は解像感を犠牲にしたくなかったので、NICEHCK LitzPSに戻した。バンドサウンドなんかには向いていると思う。
- TRN VX Pro、BQEYZ Summer、KZ AS12の3つが揃った時点であんまり使わなくなってしまったので友人に譲る。スピード感が欲しい曲にはVX Pro、ボーカル聞きたいならSummer、前述の2つが刺さった場合やスローテンポの電子音楽を聴きたい時はAS12。C12を使わなきゃいけないタイミングが存在しなくなってしまった。唯一の利点は上流にあまり影響を受けず、中高音域がよく出ているのに刺さりにくいというくらいで、まあそこも我慢できないってほどじゃないし対策しようはあるし。良くも悪くも中級という位置付けとなってしまったが、それでも初心者が買うのには適していると思う。セール時に手を出すのが良い。沼にハマらなかったら長く使うと思うけど、ハマったら早々と立場がなくなってしまう。他の低価格中華イヤホンみたいに短所と一体となったような長所が存在しないのがツラい。
参考リンク
Fiio BTR3K /8,909円
1.欲しかった理由
手持ちのイヤホンやヘッドフォンを無線化したかった。TWSイヤホンの音質にも満足できなかったし、かと言って高音質なTWSを求めて1万出して失敗したくなかった。
2.検討内容と結果
比較対象は上位モデルのBTR5。
BTR5とBTR3Kの違いは有線(USB DAC)時の違いが主らしく、無線使用のみならBTR3Kでいいやと思った。また後に記事にする予定だが、BTR5とBTR3Kの価格差(7,000円くらい?だった)で他のDACを買う方が楽しみが多いと思った。
3.購入先
Amazon 新品。
4.購入直後の所感
音は明瞭でクリア。音場はやや狭く感じるが、それはスピーカーやヘッドホンにつなげた時のみ感じ、イヤホンに使用している時は気にならない。低音が出ているとは感じないが、元気な音でノリはいい。
サイズも小さくてちょうどいい。これ以上大きくなればクリップで付けにくくなるのではと感じた。
本体にクリップが付いておらず、クリップ付きのケースが壊れたら襟に付けたりはできない。これだけ買えるかどうか、先にFiioに問い合わせておくべきかも。
5.誰にベストか
気に入っている有線イヤホンを持っている人や、低価格中華イヤホンをいろいろ買って遊んでみようと思っている人。
6.それから月日は流れて
とりあえず初手はこれ買っとけば良くね? ってくらい愛用してる。
ただ今カタログ読んでて思ったんだけど、BTR5の駆動力はすごい。3.5mmで80mW@32Ω、2.5mmで220mW@32Ω。BTR3Kは3.5mmで25mW@32Ω、2.5mmで78mW@32Ωなので、全然勝てない。BTR3は100Ωまで使えるよ、と公式で言っていたので、極端に鳴らしにくいもの以外だったらだいたい使えるとは思う。鳴らしにくいイヤホンやヘッドフォンを愛用している人たちはBTR5が良いのかも知れない。個人的にはそんな環境選ぶものをわざわざ外で使うんかとは思うが、それは人の自由だろう。
〈参考リンク〉
KZ ZSN Pro X /2,363円
欲しかった理由
中華イヤホンが流行っているのを知ったので体験してみたかった。
検討内容と結果
同じKZのZSTX と迷ったが、より個性的(ドンシャリ)で強烈な印象がありそうなZSN Pro Xを買うことにした。
購入先
Amazon、新品。
購入直後の所管
この値段でこんな強烈な音がするのかと驚いた。イヤホンに金をかけるくらいなら同じ金額のヘッドホンを買う派だったがイヤホンも悪くないなと思った。
低域は強烈だが、それ以上に高域が出ている印象。中域は出てないというわけでもないが相対的にボーカル帯を弱く感じる。
誰にベストか
ドンシャリが大好きな人。中華イヤホンを体験してみたい人。
良くも悪くも中華イヤホン的なので、ボーカルを重視する人とかクラシックを聴くような層にとっては毒薬だと思う。アンビエントなどにも合わないことはないが、スマホ直差しだとおそらくBAから出ているであろうプチプチしたノイズが気になる。感度が高いのか、他のイヤホンに比べてもホワイトノイズは目立つ傾向なので、DACを経由した方がいいけど初心者はそんなもん持ってねえだろうというジレンマ。逆に言えばDAC買って2度驚けて楽しいと言えばそうかも。
それから月日は流れて
- このイヤホンが衝撃的だったのでNICEHCKのDB3やKZのDQ6を買う。
- 前述の2つがめちゃくちゃ好みだったので出番がなくなり死蔵。
- 友達に譲ることにした。友達にも良い衝撃を与えられたようだ。よかったよかった。君も沼に沈んでしまえ。
参考リンク